モルカーを楽しみに生きる(近日中に広告表示のご連絡と読書の話)

𓁿読了日記

おはようございます、お金を貯めるくまです。

みた?昨日の。モルカーみてる??
今週もとびきり可愛くてクレイジーでおとぼけラブリーだった!
ほんと来週どうなっちゃうのか、ハラハラ( *ε*●)

夫婦で楽しみにしている、というと語弊があるな、もはや生きがいにしています。

PUI PUI。

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Google AdSenseに通りました

はい、先月サーバー代の請求がきて思い出しまして、
そうそう、Googleアドセンスやっとかんとって。

というわけで、近々この平和で普通な家計簿ブログにも広告がつくようになります。
ページ遷移のたびに出てくるといった煩わしいことにはしません!
よければサーバー代くらい稼がせてやろうかと
生温かい目で見守っていただけましたら幸いです。(合掌)

宇佐美りん著「推し、燃ゆ」を読みました

ご報告ついでに、久々に話題の芥川賞受賞作「推し、燃ゆ」を
話題の間に読んだので読了日記を失礼します。

ネタバレしないように書きますが、結末への感想なども含むので各自自衛をお願いしたい。

推しが炎上した。ままならない人生を引きずり、祈るように推しを推す。そんなある日、推しがファンを殴った。

https://www.amazon.co.jp/推し、燃ゆ-宇佐見りん/dp/4309029167 Amazon商品説明より

まず「推し」って文学作品でありなのか、という驚きには満たないくらいの瞬き。
いいですよね。読みたかった!
純文学のヲタ活がよめるってわけでしょ、さすが21歳!!

と思ってイケイケどんどんで読んだところ
「推しを推している時だけが生きてる」と自称する主人公の
生きづらさと人生に対する悔しさみたいなものが滲んだ
人間しかも思春期、をありありと描いたTHE純文学でした。

なので、私の中では「推し」という題材はエッセンスのようなもので、
あくまで描かれているのは体の中の渦とか熱とかをうまく外に出せない10代の生きづらさであり、
その年頃に感じる家族という重り、枷のようなもの、どうしようもなさであるなと感じました。

ラストの救いのなさが現代そのものだなと感じて、
うまいこときれいに落ち着けようとかしなかったところが良かったです。

物語がきれいに終わったところで実際の私たちの老後は保証されないし腐った政治は腐ったままだし必ず幸せになれるわけじゃないけどたまには楽しいとか嬉しいとか思って生きていくんだろうな、という感じが小説の中にそのまま繋がってる感じ。現代の上にこの物語が立っている、という感じがしました。これは、とても個人の感想です。

とても今っぽい題材なのにいわゆる地の文、描写に玄人くささが滲んでいるというか
めちゃくちゃ上手くって!!!!
いい意味で不思議な感じがしました。

これを主人公と同じ年頃に読んだ子はどんなことを思うんだろうな。

同時代的、というのは嫌われる傾向にあると思っていますが、
同じ年頃にこんな存在がいてこの年頃を主人公に据えた作品があるって、
わりと印象深いことのように思いますけどどうでしょうかね。

ちなみに同時代的が嫌い、と言ったのは複数人いたのですが今思い出せるのは村上春樹です。

著者21歳の芥川賞受賞作!!ということで面白く読みましたが、
もっといろいろ書いて欲しかったなー!というのが正直な気持ちです。
なんかこうもっと、もっとあったじゃろー!っていう気持ち。
前作の「かか」をとても読みたいです。図書館で借りて読む。

追記:この「もっとあったじゃろー!」ていう感じ含めて現実かなと思いました。
なに目線なん?っていうくらい偉そうですけど常態なので、すみません。

その他の読書のこと(「コンジュジ」など)

今回の芥川賞候補は若い作家さんばかりで、なんでしょうね、本当にたまたまそうだったんでしょうかね。

尾崎世界観の処女作を冒頭だけ立ち読みしたことがあって(候補になったのはこの次の作品)
かなり胸をえぐられた気持ちになったのでそれも続きを読みたいし、もちろん芥川賞候補になった方も読みたいです。
クリープハイプは「死ぬまで一生愛されてると思ってたよ」を聴いた時から文学だと思ってました。(後出し)

そしてもう一つ候補作から木崎みつ子著の「コンジュジ」!!!
これも機会があって最後まで読んだもの。(元々は川上未映子がTwitterで絶賛していた)

「ラストシーンの破格の美しさ。これは2020年の『ライ麦畑』で『フューリーロード』」木崎みつ子×川上未映子対談 | 集英社 文芸ステーション
「ラストシーンの破格の美しさ。これは2020年の『ライ麦畑』で『フューリーロード』」木崎みつ子×川上未映子対談 のページです。集英社 文芸ステーションは集英社が刊行する文芸単行本の公式サイトです。新刊の内容紹介、試し読み、インタビュー、書評、エッセイ、関連情報など、作品と著者についてより深く知るためのコンテンツをお届け...


物語としての面白さも詰まっていたし、250枚くらいあるので中編になるとは思うんですが
しっかり読み応えもあって、なんかこう読後にも「ああ、あれはこういうことでもしかしたらこういうこともあったのかもしれない」と巡らせられるような、これも良い読書になりました。

この作家さんはこう言う風に解釈するのか、こういう風にアウトプットするのか、っていうのをとても思いました。

今は「小川洋子対話集」(2007年刊行)を読んでいます。

まだ序盤なんですが今や芥川賞を選出する側である大家、小川洋子氏の
合コン話が載ってる(本当に驚いたのよね)
これはたいへん貴重な御本です。

おもしれぇ。

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