先日、群ようこ著『すみれ荘』と、
その続編にあたる『働かない』を読みました。
ざっくりあらすじを説明しますと、
大手広告代理店勤めの40代主人公が、
激務と母娘の関係の悪さから、
10万円/月で暮らせば80歳まで生きられるお金を貯めてセミリタイアする
という内容になっています。
タイトルのすみれ荘は、キョウコがセミリタイアの住処として選んだおんぼろアパートの名前で
なんと家賃は3万円。
立地は都内の良い感じのところだそうです。
どこかモデルになった土地があるのでしょうが、東京に詳しくないのでサッパリです。
難しい内容でもなくさらさらと読めたのですが、
やはり気になるのは支出10万/月の家計簿事情。
残念ながら本の中には具体的な言及はありません。
ただ、キョウコは無職ながらこれといった趣味も無く
(途中刺繍に凝りますが、道具は全てセレブからおさがりを貰えるという幸運ぶり)
食材だけは納得のゆくものを、と
度々オーガニック食品の店が登場しています。
そのため食費は家族4人分と同じくらいだとか。
家賃が3万円ですので、10万円で一ヶ月まかなえることも加味して
私はキョウコの食費を4〜5万円と予想します。
さてさて、特に読後の感想はないのですが
私の家計簿で月10万円の暮らし(無職)が可能か検証してみます。
<検証>
・まず、家賃はキョウコと同じ3万円と仮定します。
住居 30,000
・無職で暇でしょうから、当面ジム通いは続けてみましょう
ジム 9,670
・家賃3万円に駐車場はついていないでしょうし、車は手放します車 4,000
・夢のガラケーに変更です。そういえば作中でも携帯持ってました。
通信費3,000
・・・固定費小計(42,670)
・光熱水費は現状を引き継ぎます。
電気 1,900
ガス 2,800
水道 2000(隔月の為2で割った値)
・食費も現状お昼代を含んでますので引き継ぎます。
食費 15,000
・以下の3費目が悩ましいところです。
・交際費は下記くらいで昼1回・夜1回は余裕だと思います。もしくは豪華に1回!
交際費 5,000
・何があるかわかりません。家電が壊れてもメーカーにこだわらなければいけそうです。
日用品雑費 5,000
・美容院(カットのみ)に年間4回いったとしても、大丈夫そうです。
美容費と日用品費は月でなく年間で考えた方がよいかもしれません。
美容費 5,000
・・・変動費小計(36,700)
ーーーーーーーーーーー
合計 79,370円
<結果>
なんだか十分やっていけそうです!
でもその前に、10万/月 × 妥当な寿命年齢
の貯金を確保せねばならないですからね。
あとコンタクトも眼鏡に替えなきゃ。
毎日なんにもしないって、すぐ廃人になれるな。
休みの日はついつい何もせず、だらだらと浮腫んだ顔のままパジャマで過ごしてしまいます。
「時間にルーズはお金にもルーズ」という定説は、本当だと思います。
私は駄目なほうの見本です(*´ェ`*)
時間を守れる人になりたい31歳でした。